チャートの見方
相場判断に欠かせないチャートの基本的な見方
FXでの取引をする時には相場が今上がっているのか、下がっているのかを判断しなければいけないよね。
そこで活躍するのがチャートだよ。

Aの部分に赤い棒と青い棒があるね。これは赤い棒が上昇、青い棒が下降となっているよ。
この棒だけど、これは「ローソク足」と言われるものなんだ。
Bの部分には「1分足」とあるね。これはローソク足1本分が1分間の動きという事だよ。
足の種類には10分足や60分足など、複数の種類があるから、短時間の動きをみたいのか、もっと長い間隔での動きをみたいのかで、切り替えてみるといいよ。

そしてローソク足をよく見てみると足の上下から線が出ている場合がるよね。
これは「ヒゲ」といって、
上にでているヒゲは、表示している足時間の高値(最高値)、
下にでているヒゲは、表示している足時間の安値(最低値)となっているよ。
相場の本格分析はテクニカルチャートを使いこなす!
ローソク足でざっとみただけでは相場の状況は分かりづらい時もあるんだけど、そういう時はテクニカルチャートというものを使うと、明確に状況が見えてくるよ!
テクニカルチャートにはたくさん種類があって、それぞれ特徴があるんだけど、今回は代表的な「移動平均線」と「MACD」というものを紹介するね。
移動平均線
移動平均線は3本のラインで表現されるよ。
下のチャート例では青・赤・黄色のラインが移動平均線になるんだ。
それぞれの色は、
青:短期線(だいたい5日間の平均値)
赤:中期線(だいたい12日間の平均値)
黄:長期線(だいたい26日間の平均値)
となっているんだ。

各線のうごきをみて、短期・中期・長期の値動きがどういう感じになっているのかが分かるね。
例えば、短期トレードを中心にやりたい人は、青い線を、中長期でトレードをやりたい人は黄色の線が参考になるよね。
移動平均線はただ、見るだけじゃないんだ。上のチャートには実はとても重要な「サイン」が現れているんだ。
短期線が長期線を上に突き抜けると「買いサイン(ゴールデンクロス)」、
短期線が長期線を下に突き抜けると「売りサイン(デッドクロス)」という状態になって、突き抜けた方向へ相場は進む傾向があるんだ。
MACD
MACDは基本となるチャートに下の方に別チャートとして表示されるよ。
MACDにも移動平均線があるんだけど、こっちは2本のラインだけ。
下のチャート例では、青い線が「MACD」赤い線が「中長期線」というよ。
チャートの見方は移動平均線と似ていて、
MACDが上に突き抜ければ、買いサイン(ゴールデンクロス)
MACDが下に突き抜ければ、売りサイン(デッドクロス)となるよ。

また、MACDにはヒストグラムが同時に表示されているんだけど、単純にこのヒストグラムの上げ下げをみても大体の流れが分かるよ。
下のチャートでは緑のヒストグラムが上昇、紫のヒストグラムが下降となっていて、緑が出てきた時は、相場も上がっているね、逆に紫のヒストグラムが出てきた時は下がっているのが分かるね。


ヒストグラムを見ていると、もう一つ特徴があるんだ。
ヒストグラムは波を打つように上昇と下降を繰り返していることが分かるね。波のリズムを読み取って、今から上がっていく、今から下がっていく、ということも予測することができるよ。