円高・円安ってなに?
円高・円安ってどういうこと?
ニュースで円高・円安ってよく聞くけど、実はその仕組みがよくわかってない・・・
安心してください!全然難しい事ではありません!
FXでは常に円高円安を意識して取引をする事になりますので、何が円高で何が円安なのかを覚えましょう!
円高になるということ
円高になるという事は、ズバリ!「円が買われる」という事だよ。
例えば米ドル円の取引の場合、米ドルを売った場合は逆に「円を買った」という事になるよ。
アメリカの景気が悪くなったり、アメリカの経済に関して不安を持つと投資家たちはどんどんドルを売って円を買っていきます。そうなると、ドル安・円高という状態になるわけ。
では、実際のチャートで円高の流れを見てみよう!

つまり、チャート上の相場が下に向かって行く事が円高という事だよ。
円安になるということ
円高の完全な逆のパターンになるよ。
米ドル円取引の場合、ドルが買われて「円が売られる」と円安となるんだ。
ここでもチャートみてみよう!

つまり、チャート上の相場が上に向かって行く事が円安という事だよ。
円高円安って経済にどういう影響があるの?
円高円安になったのは分かったけど、実際どうなる?
どういうメリットデメリットがあるのかを解説するよ!
円高になった場合
以下のように円高になった場合を考えてみよう!
例えば、日本の車メーカーが車をアメリカに輸出していたとします。
アメリカでの売値は50,000ドルで設定していたとして、車が売れました。
この時の為替レートは1$ = 100円だったとするよ。
1台売れたら車メーカーは500万円の売り上げをゲットできるよね。
でもこれが1$=100円から1$=80円になったするよ。
100円から80円になったので20%の円高になったという事だね。
1台売れたら、500万円だったものが、
500万円 − 20% = 400万円
となり、100万円の売上減となりました。
つまり、円高は輸出企業がダメージを受けやすい!という事だよ。
円安になった場合
今回は輸入していた場合の事を考えるよ!
日本の車販売店がアメリカから50,000ドルの車を輸入しました。
1$ = 100円だった場合、日本円で500万円だね。
1$ = 120円になったとします。20%の円安だね。
そうなってくると、今まで500万円で輸入できていたものが、
500万円 + 20% = 600万円
となり、100万円多く支払わなくてはなりません。
つまり、円安は輸入企業がダメージを受けやすい!という事だよ。