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イスラム国、壊滅への第一歩

米軍がイスラム国のトップ指導者「アブバクル・バグダディ」容疑者の殺害しましたね。
直近でいえば、米軍はシリアの北東部にてクルド人と共に、イスラム国の掃討作戦を展開していましたが、米軍の撤退が報じられ話題となっていました。

クルド人と共に戦っていた場所は北東部ですが、今回はシリアの北西部で実行された作戦でした。

どのような作戦だったのか?

作戦が行われた地域はシリアの北東部という事ですので、以下の範囲で実行されたものと思われます。

米軍は日本時間10月27日(日)深夜に行われました。
米軍特殊部隊「デルタフォース」を乗せた、ヘリ8機がイラクから飛び立ち、シリア国内を飛行。

シリア国内のロシアが支配している地域を通過して、バグダディ容疑者が潜伏しているアジトへ到着。ロシアには作戦内容は伝えていなかったようですが、事前に「その地域を飛ぶよ」という通告はしていたようです。

※ロシアもイスラム国掃討作戦のため、シリア国内で軍事作戦を展開しています。

アジトに到着した米軍は、アジトの壁を爆破して穴を開けて侵入。玄関にはトラップ爆弾が仕掛けられていたようですが、その情報も事前に知っていた米軍は別の壁に穴を開けるという行動を取ったとされています。

侵入後、多数のイスラム国戦闘員との銃撃戦となったようですが、米軍側がすぐに制圧。その間、バグダディ容疑者は逃げ回っていたのですが、米軍が送り込んだ軍用犬に追い詰められ、最終的に建物内部に存在した洞窟へ、3人の子供を連れて逃げ込みました。

しかしトンネルの先は行き止まりであり、そこでバグダディ容疑者は泣き叫びながら、3人の子を巻き添えに自爆して死んだという事です。作戦を終えてのトランプ大統領は、

トランプ大統領 トランプ大統領
映画見てるみたいだった
トランプ大統領 トランプ大統領
米軍側の犠牲者はなし!犬が怪我したけど。
トランプ大統領 トランプ大統領
彼は惨めな死に方をした。犬のように、臆病者として死んでいった。
トランプ大統領 トランプ大統領
世界はより安全な場所になった

と発言しています。
まぁ、世界悪のイスラム国ですからいいんですけど、トランプ大統領らしい挑発の仕方なのかなとも思いましたね。
イスラム国の残党や、協力していた組織に対しての牽制の意味も含められているのでしょう。

イスラム国トップの死亡で何が変わる?

さて、イスラム国のトップ「アブバクル・バグダディ」が死亡した事によって変わる事はなんでしょうか?トップがやられたとなると、イスラム国は解散するのではないか?と思うのが普通なのですが、イスラム国は後継者が変わって再び台頭してくる可能性も大きくあります。

イスラム国は本物の国のように一箇所にあるものではないですし、各地域に点在して存在していますので、しばらくは残党との戦いも続くことでしょう。

よって、これによって何かが大きく変わる事はないと思えます。
歴史は繰り返します。

9.11を起こしたイスラム系過激組織アルカイダ。
イスラム圏統一を目指した過激組織イスラム国。

ただし、世界を脅かす敵が出てくるのは、世界各国が一体となるきっかけになっているとも感じます。それこそ映画やアニメの世界ですよね。

人類共通の敵が現れて、力を合わせて共闘するみたいな。本来ならこういう形ではない方がいいのですが、これも現実ですので、どうせなら結束してほしいところですよね。

ちなみにイスラム国掃討作戦では色々な国が協力していますが、今回の作戦ではロシア、シリア、トルコ、イラクが協力しており、トランプ大統領は感謝の意を示しています。

ロシア・トルコに関しては基本的にアメリカと仲悪いですからね。これを機に関係改善をしてもらいたいところです・・が、やはり物事はそう単純ではないですね。

為替市場への影響は?

今回の 出来事による影響はほとんどありませんでした。
ただし、前述したように、今回の作戦成功や、今後も行われるであろう掃討作戦を通して、アメリカと他国の関係が改善した場合は、ドル高などの十分な影響を与えてくると考えられます。

一段落したと思われるイスラム国問題ですが、今後の動向にも要注目です!

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執筆者:ボス
FXバイボーのボス。FX会社で勤めていた経験もあり、FXに正通している。普段もFXトレードを行っており、プラス収支を叩き出しているが、バーチャル取引では500万円を1億円以上に増やした実績も持つ。