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トランプ大統領はイランに攻撃できなくなる?

連日、新型コロナに関するニュースで国内も大変なことになっていますが、その影でアメリカとイランの緊張感を緩和する可能性のあるニュースがありました。

イランとの交戦権を制限

今年1月3日、米軍がイランの司令官を殺害するという事件が起こりました。
これはトランプ大統領の命令によるもので、イランとアメリカ間の全面戦争の緊張が急激に高まり、経済にも影響が出た出来事です。

この一連の出来事は結果として、ひとまず収束はしましたが、アメリカ議会はこの流れを問題視。
トランプ大統領の暴走と捉えて、議会はイランとの交戦権の制限を提案していました。

これはどういう事かというと、トランプ大統領の独断で今後イランに対して戦闘行為を命令する事をできなくするというものです。
イランと戦闘を行う場合は、トランプ大統領は議会に相談を行い、議会が承認をしたら実行できるというものです。

※ただし、本当に緊急事態となった場合を除く

この交戦権の制限案ですが、米下院では2020年1月9日に可決しておりました。
ということは、あとは上院で可決されるかどうかという所ですね。

上院はトランプ大統領のお膝元である共和党が多数なので、否決されるのではないかという予測もありましたが、2020年2月13日に上院はこれを可決としました。

トランプ大統領は拒否権を発動か

これで、成立か・・と思われますが、トランプ大統領は大統領権限により、これを拒否する拒否権を持っています。
そして拒否権を発動するとも言っていますので、拒否権を発動した場合、議会に案を送り返し、再審議という流れが必要になってきます。

議会が大統領の拒否権を覆す為には、上院下院ともに、3分の2以上の賛成が必要になってきます。
ちなみにこれまでの獲得票としては、

■下院(435議席)
賛成:224 すでに3分の2以上
反対:194

■上院(100議席)
賛成:55
反対:45

となっており、先日上院で可決された際は賛成票が3分の2に達していません。
このままだと、拒否権を覆す事は難しく、この案は廃案となる可能性は高いと言えますね。

トランプ大統領が発動した過去の拒否権

実はトランプ大統領は過去に議会で通った案に対して、拒否権を発動した事があります。
それはトランプ大統領が当初より言っていたメキシコとの国境に壁を作るという事に関して、トランプ大統領はメキシコの不法移民の問題はアメリカの国家非常事態にあたるとして、国家非常事態宣言を出していたのですが、議会はこれを無効とする案を両院ともに通過させました。

そこでトランプ大統領は無効とする案に対して拒否権を発動したのです。
で、案は議会に差し戻され再審議となりましたが、3分の2の賛成票を得られず、案は廃案となりました。

このように大統領の拒否権により、廃案となる例もあるので、今回も議会が拒否権を覆す事は難しい可能性が高いという訳です。

もし、覆す事ができたのであれば、その際はまた米ドル円も多少動く事も想定できますので、今後の動きも要チェックとなります。

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ボス
執筆者:ボス
FXバイボーのボス。FX会社で勤めていた経験もあり、FXに正通している。普段もFXトレードを行っており、プラス収支を叩き出しているが、バーチャル取引では500万円を1億円以上に増やした実績も持つ。