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占領占領また占領。中国と台湾の関係ってどんな感じなの?

台湾を巡った米中の攻防でアジア近辺がザワザワしてきました。
ここ数十年、中国は台湾を「中国」とみなしており、台湾は中国ではなく「台湾」であると主張していますね。
一体、中国と台湾の間になにがあったのか紐解いてみましょう。

台湾の歴史

台湾はヨーロッパ諸国による台湾支配。

台湾はずっと長らく原住民族のみが暮らす島でした。
17世紀にポルトガルが台湾を発見し、その後スペインやオランダが台湾に侵攻し、占領します。

台湾発見したのは欧州諸国だったんかーい

侵攻して占領するものの、台湾は全く開発されていなく、原住民が住む島です。
台湾を開拓する為に、中国の福建省付近から移民を大量に集め台湾に送り込みます。

鄭成功が台湾を支配

17世紀後半の中国は、
漢民族の「明(みん)王朝」が滅び、
満洲族の「清(しん)王朝」が誕生していました。

明王朝には軍人であり政治家であった「鄭成功ていせいこう」という人物がいました。
明王朝は清王朝に滅ぼされたのですが、鄭成功ていせいこうは、明王朝の復活を諦めてはおらず、体勢を整える為に、台湾に退避する事にします。
ですが、台湾はオランダなどのヨーロッパ諸国が支配していた地域だった為、台湾を巡ってオランダ人勢力を攻撃し追い出します。

これで、台湾は鄭成功ていせいこうが支配する地域となりました。
鄭成功ていせいこうは台湾の開発を促進し、台湾は発展していきます。

ちなみに鄭成功ていせいこうは現在でも台湾では台湾の基礎を作った偉人として讃えられている存在です。

鄭成功
清王朝による台湾支配

清王朝の反乱勢力である鄭成功ていせいこう一派が拠点にしている台湾に対して、清王朝は台湾を舞台に攻撃をしかけます。
結果はまたもや「清王朝」の勝利。
台湾は清王朝の一部となります。

ただ、清王朝の目的は反乱勢力である鄭成功ていせいこう一派を撲滅させる事であった為、台湾を開発する気などありませんでした。
その為、「清王朝に見捨てられた島」と呼ばれる状態にありました。

攻撃するだけ攻撃してあとはほったらかしとは・・。悲惨な状況だったのが目に浮かびますね。

日本による台湾支配

清王朝による台湾支配から200年ほどたった頃、清王朝は日本やその他の外国勢力に驚異を感じるようになっていました。
台湾が戦略的に非常に重要だと気づいた清王朝は台湾を軍事拠点として強化しますが、時すでに遅し。

1894年、日本と清による日清戦争が勃発し、日本が勝利。
台湾は日本が統治する事になります。
日本が統治していた時は日本語教育も行っていた為、現在でも台湾の老人世代には日本語を話す事ができる方も多くいるようです。
高度な教育、インフラの整備など日本が積極的に台湾開拓を行っていた為か、台湾は親日国家としても有名ですね。

中華民国による台湾支配

1912年、中国では清王朝から「中華民国」という国になっていました。(≠中華人民共和国)
弱体化した清王朝は滅び、国家として建国されたのです。
しかし、そこで中華民国を制圧しようとする勢力がありました。

日本です。

日本はアジア地域の勢力を拡大する為、中華民国に侵攻。

1937年に日中戦争へと発展し、
1939年に太平洋戦争(第二次世界大戦)へ発展します。
日本との戦争に苦戦していた中華民国はもちろんアメリカ率いる連合国側につきます。

結果はお分かりの通り、アメリカの猛攻により日本の敗北。
台湾は中華民国が支配する事となりました。

中華人民共和国の誕生

世界大戦終了後、中華民国内では抵抗勢力が力を伸ばします。
中国共産党です。

中国共産党と中華民国政府との内戦が勃発し、中国共産党が勝利します。
中国共産党は「中華人民共和国=中国」の建国を宣言し、中華民国政府は、台湾へ撤退。
中国はもちろん台湾の制圧を目指し、台湾へ攻撃を仕掛けますが、朝鮮戦争などの影響もあり台湾への攻撃を中止しました。

現在は「攻撃が中止された状態が続いている」という事なのです。

台湾は中国なのか?台湾なのか?

歴史を見てみると、どちらの言い分もある事が分かります。
ざっくり言うと、

中国側からすれば、中国共産党が内戦で勝利したので台湾は中国のもの。なので台湾を国とは認めない。

台湾側(中華民国)からすれば、中国本土から撤退し台湾を中華民国の拠点にしただけなので、中国のものではない。

となっている訳ですね。
しかし、台湾は前述のように歴史的に複雑となっており、主権がどちらにあるかというのは国際的にも定義されていない状態なのです。

これまで世界各国はこの問題に関してあまり積極的に発言してきませんでしたが、最近ではアメリカが台湾へ閣僚を送り込み会談を行ったり、大量の武器を台湾へ売却する事をトランプ大統領が認めるとの報道もされ、中国と台湾の関係についての注目が高まっています。

アメリカ・・というかトランプ大統領としては台湾を独立国家として認めたい方針なのでしょう。
もちろんこれに対して中国は猛反発!

怒った中国はとんでもない映像を公開します。

「もし、きょう開戦したら」というテロップが流れ、ミサイルを発射するプロモーション映像を公開。
明らかに台湾とアメリカへの牽制となる映像です。

これ以上、台湾への干渉を行うと攻撃をするぞ!という意思表示なのでしょうか。
真意は分かりませんが、とても挑発的な映像であり、アジア全体の緊張が高まった事には間違いありません。

アメリカは対中国政策において、台湾というカードを切り出しました。
アメリカと中国の争いにおいて大きなウェイトを占める問題となる事は間違いありません。

同時にこれには我々日本人も無関心ではいられない問題となりました。
何せ、有事が発生する際はアジアが舞台になりますので、確実に日本も巻き添えを喰らいます。
特に台湾に近い位置にあり、世界最大の米軍基地を抱える沖縄に関しては再び前線になる可能性さえあります。

コロナ危機という我々が体験した事のなかった事が、当たり前のように起こった2020年。
大丈夫だろう。なんとかなるだろう。影響ないんじゃないかな。
なんていうのは全くもって無力な幻想であると痛感したはずです。

中国とアメリカの対立、台湾を取り巻く環境が、大戦を招く可能性はゼロではありません。
なかなか頭が痛くなる問題ですね。

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ボス
執筆者:ボス
FXバイボーのボス。FX会社で勤めていた経験もあり、FXに正通している。普段もFXトレードを行っており、プラス収支を叩き出しているが、バーチャル取引では500万円を1億円以上に増やした実績も持つ。