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イラン ・イスラエル緊張状態へ

中東情勢が再び緊張状態になってきました。
イランの核科学者「モフセン・ファクリザデ氏」が暗殺されたとして、イランはイスラエルの関与を疑っているのです。
イランとイスラエルはどのような関係なのでしょうか。

イラン革命(イスラム革命)

元々イランはイスラエルとは仲が良かった国です。
1979年に起こった「イラン革命(イスラム革命とも言われます)」によりイランの政治方針が180度変わってイランとイスラエルは敵対国となります。

ですが、イラン革命以前はイスラエル建国時にアメリカと共にイスラエルへの支援などを行ってきた国なのです。

イラン革命のはじまり

1941年頃、当時の国王であった「モハンマド・レザー・シャー」が、アメリカからの援助を受け、イランの近代化や西欧化を目指す動きを強めていきました。
しかし、この政策は失敗し、財政難により1973年には破綻してしまいます。

政策を急速に進行させていた事から国内経済はガタガタになり、国民の間では貧富の差が大きくなっていきました。
貧富の差が大きくなるのは資本主義の宿命でしょうか・・。

その結果、イラン政府に対する国民感情が爆発!
各地で反政府デモや暴動が勃発したのです。

シャー国王
西洋化を進める!西洋に負けないようにインフラはもちろん文化的にも近代化しよう!
シャー国王
設備投資を強化するで!優秀な企業や労働者(ごく一部)には待遇改善するで!還元や!
国民A
なんか一部の奴らは儲かっているみたいだけど、俺らにはなんの恩恵もなくね?おかしくね?
イスラム文化を捨ててまでやる事か?これ?
国民B
そうだそうだ!こんなんじゃ前の方がよかった!今の国王になってからおかしくなったんだ!
国民C
うぉー!アメリカの犬となった国王を倒せ!デモをするんだ!あいつを引きずり下ろすぞ!

と、このような流れとなりました。
イラン革命のはじまりです。

イラン革命の成功とアメリカ大使館の占拠

各地で発生した暴動やデモによりシャー国王はついに敗北し、国外へ逃亡します。

しかしよりによってシャー元国王は、アメリカへの亡命を行います。
アメリカは亡命を受け入れたのですが、これがさらに国民感情を爆発させたのです。

国民A
シャーめ!アメリカへ逃げやがった!とことんアメリカとベッタリじゃねえか!アメリカもそれを受け入れるなんて!ふざけるな!
国民B
アメリカに抗議しよう!アメリカ大使館を襲え!

と、怒り狂った国民たちはアメリカ大使館を占拠し、要人を含めた50人以上のアメリカ人を人質にとります。
この事件に対してアメリカは激怒。

これをきっかけにアメリカはイランとの国交断絶を行います。

ちなみにこのアメリカ大使館人質事件ですが、「アルゴ」という映画にもなっています。
人質に取られた外交官を救出する内容の映画となっているのですが、とても分かりやすくスリリングな内容となっています。
おすすめです。

イラン革命後のイランとイスラエル

イラン革命後のイランはイスラム法が適用されるイスラム社会へ戻りました。
そしてイラン国民の間にはアメリカは敵国という認識が強固なものとなります。

イラン革命前と革命後の関係

イランはイスラム原理主義となり、イスラエルのパレスチナ問題でパレスチナ解放機構(PLO)の支援を行います。
つまり、イスラエルとも現在まで敵対する事となったのです。

イスラエルのパレスチナ問題については以下の記事をご覧ください。

イスラエルは特にイランの核開発問題を重要視しています。
今回発生したイランの核科学者「モフセン・ファクリザデ氏」暗殺事件は、イラン側はイスラエルの関与があると見ており両国の関係が緊張状態になったという訳です。

現在、イランの背後にはロシアも見え隠れしており、関係性を強めている段階であり、
イスラエルとイランが万が一戦争に突入となれば、欧米を含む各国を巻き込んだ大規模な戦争が引き起こされる可能性が大いにあります。

そうなれば、もちろん投資の世界にも大きな影響を及ぼしますね。
そうなった場合、米ドル相場は下落する可能性があります。

現在のコロナ禍では有事のドル買い現象がおきましたが、戦争となればより安全資産である円に買いが多くなり、ユーロやドルは売られる可能性が高いですね。
日本は中東からも離れていますし地政学的リスクも少ないと考えられます。

なかなか安定しない中東情勢ですが、これからも要注目です。

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ボス
執筆者:ボス
FXバイボーのボス。FX会社で勤めていた経験もあり、FXに正通している。普段もFXトレードを行っており、プラス収支を叩き出しているが、バーチャル取引では500万円を1億円以上に増やした実績も持つ。