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第二次ユーロ危機の足音

他のメディアではあまり大きく触れられていないのですが、第二次ユーロ危機となりうる状況がありますので、本日はこの件にクローズアップしてみたいと思います。

イタリアがやばい

実は今、イタリアの政権が荒れています。
現在政権を運営する与党は連立政権となっている2つの政党があります。
ざっくりと2つの政党を紹介します。

政党名:五つ星運動(左寄りの政党)
大衆迎合(ポピュリスト)主義を掲げる

政党名:同盟(極右な政党)
EU懐疑派(EU離脱含む)。移民排斥も掲げる

イタリアの現政権はこの2つの党が連立政権(協力関係)を結び、ある男を首相に指名しました。
その男は「ジュゼッペ・コンテ」といいます。現イタリア首相です。
しかし、コンテは政治経験がほとんどゼロなのです。前職は大学の法学部教授でした。
なぜコンテを指名したのかというと、本当は両党の党首どちらも首相の座を狙っていたのですが、折り合いがつかず、連立政権という事もあり、第三者を立てて、その人を首相にしよう!という事になったとの事です。

ちなみにコンテ首相の現所属政党は「五つ星運動」となります。

これが去年、2018年の話。
そんなこんなでイタリアの混乱がスタートします。

仲の悪い連立政権

五つ星運動と同盟の2つの政党は連立政権ですからお互いに協力してうまく政権を回していくものかと思ったら、全然違う結果になります。
まぁ元々左政党と極右政党ですから、ある程度予測はできていた事なんでしょうけど。
お互いの政策主張がまったくかみ合わず、連立政権なのに仲違いが度々発生していきます。

「同盟」はこれに業を煮やし、2019年8月9日、ついに内閣不信任案を提出します。
つまり、解散総選挙を要求したのです。
もし解散総選挙で同盟が勝てば、極右政党からの首相が誕生する事になります。
最初に書きましたが、「同盟」はEUからの離脱を含む懐疑主義派です。

現在は離脱を検討する事はないと同盟の党首は言っていますが、そんな事わかる訳ありません。
政権を握ったら離脱に向けて動くという事も十分考えられます。
イギリスのEU離脱問題もあり、イタリアもその流れにのる!なんて事もありうる話なのですから。

EUを離脱したとしたらどうなる?

万が一イタリアがEU離脱となれば、EU自体の信用に関わります。
その時にイギリスが離脱しているのかどうかも焦点になってくるはずですが、EU全体に対して不信を持つ事は避けられない事です。

という事は、ユーロ売り・・という事になりますね。
とにかくユーロは売られまくります。そして安全通貨と言われる円などに買いが集中します。
超円高水準となり、円に対しての他通貨にも影響を及ぼします。

円高・ドル安
円高・ポンド安
円高・ユーロ安

など、の状況となります。
これは2009年に発生したギリシャ財政を発端とする「ユーロ危機」と同じ流れが予測されます。

当時、私はFX会社で働いておりましたので、リアルタイムでその相場を経験しましたが、えぇ・・悲惨なものでした。
今回は前回の失敗を踏まえ、世界経済として同じような失敗はしてほしくないものです。

ちなみにその時期(1〜2年間)は米ドル円相場にとって非常にネガティブな要素が連発した時期で、ユーロ危機相場も含めて米ドル円は戦後最安値となる「75.35円」を記録!!ドル買いトレードを中心にしていた投資家にとっては恐ろしいですね。。
まぁ、その時に売りでだいぶ儲けた投資家も沢山いたようですが。

現在の相場状況は?

このイタリアの問題をうけて、米ドル円相場でも動きがあります。
円買いドル売りの要素となっており、米ドル円の上値を重くしている原因の1つとなります。
市場ではこの影響がすでに広まってきていますので、イタリアのニュースは今後も要注目の材料となります。

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優しいニュース
ボス
執筆者:ボス
FXバイボーのボス。FX会社で勤めていた経験もあり、FXに正通している。普段もFXトレードを行っており、プラス収支を叩き出しているが、バーチャル取引では500万円を1億円以上に増やした実績も持つ。