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香港デモ、「逃亡犯条例」正式撤回!

2019年9月4日、香港デモ開始から約3ヶ月が経とうとした時、逃亡犯条例は香港政府により「正式に撤回する」と発表されました。
デモは時には過激さをまとい、それに応酬する香港警察も過激さを増していたので、このニュースは本当に良いニュースだと感じます。
香港市民の勝利は近づいたのでしょうか?
いや、まだ安心できる状態ではありません。

これまでの香港デモの流れは以下となります。

香港を取り巻く問題はこれで終わりではない

逃亡犯条例は撤回とされ、市民側の勝利のように思えますが、実はこれで終わりではありません。
最初こそ、デモの要点は逃亡犯条例でしたが、デモが長引くにつれ、市民側の要求は5つに膨らみました。

①逃亡犯条例改正案の完全撤回
2019年9月4日に完全撤回の発表があったが、これは現時点で撤回が決定した訳ではありません。
あくまで撤回の意思を示しただけです。10月以降に香港政府の立法会(日本の国会のようなもの)が再開して、その際に撤回宣言をする事により、本当の意味での完全な撤回となります。
②暴動表現の撤回
警察や政府が今回のデモ活動に対して「暴動」と表現している事、見解を示している事の撤回。
③デモ参加者の逮捕、起訴の中止
なんと、今回のデモでの逮捕者は1,000人以上に上っています! 逮捕理由は様々でしょうが、デモ活動に「参加していただけ」で逮捕された方もいるはずですので、不当逮捕に対する撤回を求めています。
④警察の暴力的制圧の責任追及と外部調査実施
警察による暴力的な制圧行為が正当なものかどうかを審議する第三者委員会の設置および、審議を求めています。 多数の負傷者を出し、死亡者まで出てしまった今回のデモ。 その制圧にあたった警察の責任を追求せよとの要求が出されています。
⑤香港政府トップの辞任と民主的選挙の実現
現在の香港政府トップの辞任。
また、香港政府トップを決める際の選挙方法を、より民主的にするように求めています。
現在の香港政府のトップを決める選挙は、政財界などの代表で構成する選挙委員会による「間接選挙」となっています。それでは、民衆の意見が政治に反映されづらい・・というデメリットもあり、今回のような「強行路線を走った政府トップ」を生み出さない為の策作りをしたいという狙いですね。

以上が、市民側から要求されている5大要求項目となります。
ただし、今現在香港政府側からは全ての要求を受け入れるのは不可能との発表もあり、政府側と市民側の折り合いをどのようにつけていくかが焦点となります。

為替相場はどう動いた?

今回の逃亡犯条例の正式撤回発表により、香港ドル円は上昇。
香港ドル買い・日本円売りとなりました。

撤回表明時の香港ドル円チャート

また、それに伴い米ドル円相場も上昇基調となりました。

撤回表明時の米ドル円チャート

相場にも十分な影響を与えた香港デモですが、今後もどのように進展していくのか注目です。

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ボス
執筆者:ボス
FXバイボーのボス。FX会社で勤めていた経験もあり、FXに正通している。普段もFXトレードを行っており、プラス収支を叩き出しているが、バーチャル取引では500万円を1億円以上に増やした実績も持つ。