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9月に入ってからの相場は円安基調。その背景とは?

ここ1〜2週間、為替相場を静観していましたが、流れとしては完全に円安基調です。
2週間前くらいまでの、円高ムードは吹っ飛んだかに思えますが、どのような事があったのか振り返ってみたいと思います。

香港「逃亡犯条例の撤回表明」

以前、記事にもまとめていますが、これによってドル高円安の動きとなっています。ただし、香港を取り巻く問題は完全な解決とはなっていないので、今後の動きには要注目です。

イギリス「合意なき離脱回避の動き」

もともと10月末の期限が設定されていたイギリスのEU離脱。イギリスのボリス・ジョンソン首相は、「何がなんでも10月末には離脱する!」という強硬派の人物でしたが、これを止めるためにイギリス議会は「EU離脱延期法案」を成立させました。
これはどのようなものかというと、

合意なき離脱はダメ。
10月19日までにEUと離脱についての条件合意を完了させなければ首相のボリス・ジョンソンはEUに離脱期限の延長を要請しなければいけない。
というものです。
これに対して強硬派のボリスジョンソンは「延期するくらいなら、溝でのたれ死んだほうがマシ」とぼやいています。

これによって、合意なき離脱のリスクは回避され、ポンド高となりました。世界的な為替相場の混乱が回避されたとの見方が強まり、米ドルも牽引されドル高となりました。

米中「通商協議再開」

米中の貿易戦争に進展がありました。アメリカと中国の貿易に関する「通商協議」が10月初旬に再開されると発表されました。これによって市場は米中貿易戦争のリスクが軽減されたと見て、ドル買いとなりドル高となりました。
さらに、この通商協議を前に、中国側が、
「一部の米国製品を追加関税対象から除外する」と発表を行い、これに対してアメリカ側は、「10月1日に予定していた一部中国製品への関税引き上げを10月15日に延期した」と発表。

両国とも、軟化の姿勢を見せたことによりさらにドル買いドル高となりました。

米10年国債利回りが上昇

米国の10年国債の金利利回りが堅調に上昇し、為替相場も上昇傾向が続いています。

このように9月に入ってからポジティブニュースが飛び交い、米ドル円相場も底堅く堅調に上昇していっています。

USD/JPYチャート。赤ラインは米10年国債利回り。

実は全然安心できない?

堅調に上昇推移はしていますが、先ほどあげたポジティブニュースは、現時点では何も決まった事はないのです。

香港情勢もまだ完全解決はしていません。
英国のハードブレグジット(合意なき離脱)問題も、問題の先送りなだけで何も決定していません。
米中通商協議も軟化の姿勢となっただけで、なにも合意がされていません。

つまり、上記のニュースで何かまたネガティブなニュースが出てくると、やはり一気に円高方面へ向かうという事は容易に予測ができます。

現段階ではひとまず9月中の大きな材料は出し切ったという感じでしょうか。
たまたまポジティブニュースが飛び交っての相場という事を忘れずに、取引を行なっていきましょう。特にFXでは常にネガティブニュースによるリスクを意識して冷静に取引を行う事が勝つポイントとなります。

今後の主要ポイント

9/18(水)27:00には米国政策金利の発表があります。
現時点では0.25%の利下げ予測が濃厚ではありますが、いったいどれくらいの利下げを行なってくるのかが注目です。

また、サウジアラビアの石油施設を攻撃されたというニュースが入っており、これに対してアメリカは施設攻撃はイランが関与しているとの発表をしています。
こちらは軍事衝突の懸念もある事項なので、決して軽視できない問題となっていく事でしょう。

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ボス
執筆者:ボス
FXバイボーのボス。FX会社で勤めていた経験もあり、FXに正通している。普段もFXトレードを行っており、プラス収支を叩き出しているが、バーチャル取引では500万円を1億円以上に増やした実績も持つ。