サウジアラビア攻撃!アメリカは臨戦体制へ。

2019年9月14日(土)にサウジアラビアの油田施設が攻撃されました。
攻撃をしたのは現時点では不明とされていますが、アメリカはイランが関与していると発表をしています。
今回はこのサウジアラビア攻撃に関しての問題について解説をしていきます。
中東の盟主 サウジアラビアと周辺諸国の関係
サウジアラビアはご存知、中東と呼ばれる地域にある国です。
周りにはイラクやイラン、アラブ首長国連邦、イエメンなどの国があります。
実は今回、誰が攻撃したか?という事は明確にはなっていないのですが、イエメンの反政府勢力「フーシ派」と呼ばれる組織が犯行声明を出しているのです。
フーシ派はイランからの武器の提供や兵器技術の提供を受けているとされています。

地図で確認してみても、中東の中でもとても大きな国だというのがわかりますね。GDPなども中東で一番高い国であり、中東の盟主とも呼ばれる国です。
そして、この中東情勢というのはいつもやっかいです。
イスラム教の宗派対立が主な原因なのですが、今回の関係国の状況を図にまとめてみました。

上記の図ではイランをシーア派、サウジアラビアをスンニ派としていますが、イランにもスンニ派はいますし、サウジアラビアにもシーア派はいます。主導を握っている政府の派閥として記載しています。
石油の輸出大国
2018年のデータではサウジアラビアの石油輸出額は「1,500億ドル」相当になり、世界一の輸出量となっています。
日本も中東地域からとても多くの石油を輸入しています。
日本の石油輸入はサウジアラビアが1番多く、次にアラブ首長国連邦となっています。
日本だけではなく、世界的にも多くの国がサウジアラビアの石油に依存しており、今回の攻撃でサウジアラビアから世界へ供給される石油の5%が失われたとされています。
世界経済への影響
今回の攻撃により、世界経済も打撃を受けました。
油田攻撃でダメージを受けた事により、世界的な原油高となり、先物市場では原油価格が約15%もの値上がりとなりました。また、為替相場もドル売りなどが先行、安全資産の円に資金が流れ、円高ドル安の流れとなりました。


世界的な原油高が長期化した場合、日本もダメージを受ける事は確実です。
日常生活で使っているガソリンや、石油などの価格が上昇し、国民の生活に影響がでてきます。日本は10月に消費増税が控えているので、それに合わせてダブルパンチ・・という事になりかねませんね。
各国の反応






俺らがやったって言ってんじゃんね。みんな聞いてる?

アメリカの次の行動は、サウジアラビアの検証次第だ。
と、このようにアメリカは、もう何が何でもイランを敵対視している状態です。
今後の展開次第では世界経済にも大きなダメージを与えますし、もちろん我々日本人の国民生活にも影響が出かねない状態です。
為替相場もこのニュースには敏感になってくると思いますので、FXを行う際は十分に情報収集を行なっていきましょう。
FXの場合、相場が暴落しても急騰しても稼ぐ事ができますので、タイミングをしっかりと掴んで利益を確保していきましょう!