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血に染まった中国建国70周年

香港政府による逃亡犯条例の撤回は表明された香港ですが、まだまだ収束はしそうにありません。2019年10月1日は中国の建国70周年の日でした。
その日も香港ではデモ参加者と香港警察の衝突が発生。とても残念な事に18歳の学生が警察によって左胸を撃たれるという、とても痛ましい出来事が発生しました。

実弾発射直前の香港警察 Asia Timesより

今回のデモでは31名が負傷。内2名が重体となっているようです。また、香港警察側にも負傷者が出ています。
この衝突はいつまで続くのでしょうか。香港は中国政府と香港政府の1国2制度です。文字通り1つの国として成り立ってきました。警察とデモ参加者。どちらも同じ国民ですが、国民同士で血を流し戦っている。

これは天安門事件を彷彿とさせますね。

天安門事件 - 民主化を達成できなかった中国トップ

天安門事件について、簡単に触れておきたいと思います。
聞いた事もある方も多いと思いますが、天安門事件とは1989年に中国天安門広場で発生した、民主化を求める学生のデモ(抗議活動)に対して人民解放軍が動員され、激しい衝突の末、数百人の死亡者を出した事件です。

以下の写真はとても有名な天安門事件の象徴とも言えるものです。

戦車に立ちはだかるデモ参加者

当時の中国トップの胡耀邦(こ・ようほう)は民主化にとても理解のある人物でした。中国の特別行政自治区であるチベットを視察にいき、弾圧されているチベット民の姿をみて涙を流したとも言われています。
胡耀邦はすぐに、「これは中国共産党の過ちだ!」とチベットの解放へ取り組み、チベット語での教育解禁や、僧院の再建など、チベット文化の復活へ取り組みました。

また、日本との関係改善にも注力を行い、日中間の交流事業を活性化させた人物でもあります。それまでの中国共産党の性質からは異例と言えるほどの人物でした。

そんな改革派の胡耀邦ですが、中国共産党の中に胡耀邦の事をよく思わない党員も少なくはありませんでした。そして、胡耀邦はついに失脚へ追い込まれます。

中国政府は元の体質へ逆戻り。デモ開始へ。

胡耀邦の失脚後は、中国政府の体質は元に戻ります。
チベット解放に関しては取り消しとなり、再び弾圧する事になりました。
民主化・自由化の動きは全て葬られたのです。

そんな中、胡耀邦は心筋梗塞により死去してしまいます。
胡耀邦を支持していた学生達は、胡耀邦の追悼のため、追悼集会を開いていきました。また、同時に民主化を求めるデモを各地で広げていきました。

武力弾圧へ

各地で規模も大きく広げられた学生デモですが、デモの開始から約2ヶ月後、ついに天安門広場で事件が発生します。

デモの為に集結した多くの学生を押さえ込む為、中国政府は人民解放軍を投入し、武力による弾圧を行いました。

民衆に対しての実弾による発砲に対して、デモ参加者も応酬し、事件による死者は319人にも登りました。

これが天安門事件の大体のあらましです。

超簡易 天安門まとめ

  1. 民主化に理解のある中国トップ胡耀邦。それを支持する学生達。
  2. 中国共産党による胡耀邦の更迭。(失脚)
  3. 胡耀邦の死。
  4. 学生達による追悼集会と民主化のデモ。
  5. 武力弾圧

となります。

やはり似ている、天安門と香港デモ

ここまでで、思う事はやはり、今回の香港デモはとても天安門事件との性質が似ているという事です。
すでに香港デモも死傷者を出してしまっていますが、これ以上の暴力は発生しては欲しくないですね・・。どうにか、香港市民・香港政府(中国政府)の双方の折り合いがついてくれる事を祈るのみです。

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ボス
執筆者:ボス
FXバイボーのボス。FX会社で勤めていた経験もあり、FXに正通している。普段もFXトレードを行っており、プラス収支を叩き出しているが、バーチャル取引では500万円を1億円以上に増やした実績も持つ。